科学の記事一覧
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- 人工知能(AI)は 人間を超えるか
- 【進化する人工知能と私たちの暮らし】 今年3月、人工知能の囲碁ソフトが世界トップクラスのプロ棋士に4勝1敗で勝利して話題を集めました。東大の入試突破を目指す人工知能「東ロボくん」が偏差値58を出して国公立33大学、私立441大学で合格可能性80%以上と判定されました。ここ数年長足の進歩を遂げる人工知能(AI)は私たちの暮らしにどう影響するのでしょうか。果たして人工知能は人間
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- 日本で初めての新元素「ジャポ二ウム」誕生
- 今年の元旦に、「日本が作りだした113番目の元素が国際機関で新元素と認定され、発見者に与えられる命名権を獲得した」というニュースがかけ巡りました。新元素の発見はこれまで欧米が独占していましたが、アジアで初めての快挙です。「ジャポニウム」という名が有力候補に上がっていますが、来年の教科書には元素の周期表に日本初の新元素が登場します。改めて元素について考えて見ましょう。
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- バイオミメティクス(生物模倣技術)を探る
- 【長い進化の過程を生き抜いた生物から学ぶ】 長い進化の中で生物に備わった機能や形状を模倣して、私たちの暮らしに役立てようという試みをバイオミメティクス(生物模倣技術)といいます。近年、電子顕微鏡や超微細技術(ナノテクノロジー)の発達によって生物独自のパワーのメカニズムが解明され、人の手で再現が可能となってきました。21世紀のイノベーションと言われるバイオミメティクスを探ってみ
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- 新型固体燃料ロケット 「イプシロン」の挑戦
- 【高性能と低コストの実現をめざした新型ロケット】 8月27日に打ち上げる予定だった新型固体燃料ロケット「イプシロン」が9月14日、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、搭載された惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT−A)を予定の軌道に投入することに成功しました。 イプシロンは、2006年に運用を終了した「M(ミュー)−V」に代わる最新鋭の固体燃料ロケ
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- 1秒の長さはこうして決まる
- 私たちは片時も時間を忘れて生活することはできません。高度に複雑化した現代社会は分刻み、秒単位で目まぐるしく動いています。「時は金なり」とよくいわれますが、人々は社会のあらゆる場面で早さを競い、スピードが新たな価値を生み出しています。 時間とは一体どのようなものでしょうか。そもそも時間の長さはどうして決まるのでしょうか。改めて時間について考えてみました。
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- 最後のスペースシャトル
- アメリカの航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration NASA)は7月8日(日本時間9日未明)、フロリダ州ケネディー宇宙センターからファーガソン船長ら4人のアメリカ人が乗り込むスペースシャトル・アトランティスを打ち上げました。 今回の打ち上げで、1981年の初飛行以来、30年に及ぶ宇宙開発の歴史に幕を閉じます。ケ
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- 国立・国定公園内で地熱開発が可能に
- 環境省と経済産業省は、原則的に開発が禁止されてきた国立・国定公園内の特別地域内での地熱開発を認める方針です。しかし、「斜め掘り」によって環境への影響を抑えることを条件にしています。政府が方針転換をしたのは、東日本大震災で東京電力福島第一原子力発電所が事故を起こし、深刻なエネルギー危機に見舞われたことがあげられます。再生可能エネルギーとしての地熱発電の可能性とともに、開発と環境
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- 世界最高速の スーパーコンピュータ「京」とは?
- 世界最速のスーパーコンピュータ「京」が今年6月に完成し、11月から運用が始まります。最新のパソコンの数万倍、現在主流のスーパーコンピュータの数百倍の計算能力があるといわれ、昨年6月と11月の世界ランキングで連続1位になりました。 これまで不可能だった実験や分析、予測が可能となり、今まで見えなかった世界を見ることができるようになりました。すでに「京」を活用して医療、製薬、宇宙
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- 宇宙の謎に迫る 世紀の発見を追う
- 人類の夢とロマンをはぐくんできた宇宙。それは神秘的なイメージとともに、多くの謎をはらんだ未知の世界でした。その宇宙の神秘と謎が、今科学の手で一歩一歩 解き放たれようとしています。 宇宙が膨張するスピードを上げていることが明らかになり、その謎の力として登場した暗黒エネルギーの正体を突き止める観測が始まりました。また、万物に質量を与える"神の粒子"といわれる素粒子「ヒッグス粒子
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- 今年は「世界天文年」 ガリレオ・ガリレイが望遠鏡を宇宙に向けて400年
- 今年は、イタリアの物理学者、天文学者、そして哲学者でもあるガリレオ・ガリレイが、望遠鏡を夜空に向け、宇宙の扉を開いてから400年。その節目の年を記念して、国際天文学連合(IAU)が2009年を世界天文年にしようと提案、ユネスコも承認し2007年12月の国際連合の総会で、2009年を「世界天文年(International Year of Astronomy:IYA)」とするこ
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