記事一覧
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- 泥沼の内戦が続くシリアと南スーダン
- 【平和を模索する国際社会と国連の役割】 内戦7年目を迎えたシリアでは、住む家を失った難民の数は1150万人にも達し、このうち約490万人は国外に脱出しています。また、南スーダンでは2011年7月にスーダンから分離独立以来、国内での武力抗争が絶えず、国民の半数が難民となって深刻な食糧危機に見舞われています。 出口の見えない泥沼の内戦が続くシリアと南スーダンに、国連をはじめと
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- 南海トラフ巨大地震に備えよう
- 【被害想定では最大死者数32万3千人、被害額約220兆円】 南海トラフ巨大地震とは、静岡県の駿河湾から四国沖まで約700㎞を震源とする東海地震、東南海地震、南海地震が連動して発生するマグニチュード8から9クラスの地震のことです。国の有識者会議の被害想定では、南海トラフ巨大地震が発生すると、死者数は最大で32万3千人に上るとされています。2016年6月に公表された全国地震予測
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- 私たちが使っている日本語は正しいか?
- 【正しい言葉使いと現代風の表現】 食べられるを「食べれる」、出られるを「出れる」と表現する『ら』抜き言葉が広がっています。また、「読まさせていただきます」などの『さ』入れ言葉や、「全然大丈夫」といった言い回しを若い人たちの間でよく耳にします。日常私たちが何気なく使っている日本語に間違いはないでしょうか。正しい言葉使いと現代風の表現について考えてみました。
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- 国民栄誉賞とはどんな賞
- 【国民栄誉賞の受賞者は23人・1団体】 昨年のリオデジャネイロ五輪で、女子レスリングの伊調馨選手が史上初の個人種目4連覇を達成し、安倍内閣総理大臣から国民栄誉賞が贈られました。これで国民栄誉賞受賞者は23人・1団体となりました。ところで、内閣総理大臣が表彰するものに内閣総理大臣顕彰があります。国民栄誉賞と内閣総理大臣顕彰の違いを知っていますか?
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- 毎年低下する日本の食料自給率
- 【政府の食料自給率の目標は45%】 食料自給率とは、国内で消費する食料をその国の食料生産でどの程度まかなわれているかを示す指標です。日本の食料自給率は、日本人の食生活が変化したことなどから毎年低下し、2015年は39%(カロリーベース)にまで落ち込んでいます。この数値は他の先進諸国と比べると非常に低く、政府は2025年を目標に45%への回復を目指しています。 Jap
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- 農業革命・産業革命と世界人口
- 【超長期的人口推移から考える人口の世界史】 2017年、世界の人口は75億人に達したと推定され、なお増加を続けています。有史以来、人類はどのように増加してきたのでしょうか。歴史人口学の視点から調べてみました。
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- 白い大陸、南極への挑戦
- 【昭和基地開設から60年】 日本からはるか14000㎞。地球の南の果てにあるのが南極大陸です。日本は1956年11月8日、永田武隊長率いる第1次観測隊53名が南極観測船「宗谷」で、東京の晴海埠頭から南極に向けて出航しました。翌57年1月29日、南極の東オングル島に到着し、ここを当時の元号「昭和」にちなんで昭和基地と名付けました。そして、今年1月29日に昭和基地の開設から60
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- 歴史研究で注目を集める水中考古学
- 世界の海底には昔の沈没船や、地震災害などで沈んだ海底都市が今も手つかずの状態で多く残されています。海底に眠るさまざまな遺跡から歴史を調査研究するのが水中考古学です。自然の風化や戦乱、盗掘などで壊されることが多い陸上の遺跡に比べて、厚い水の層に守られた水中遺跡はほぼ原形をとどめて当時の面影を伺うことができます。長い沈黙を保って海底に眠り続けてきたこれらの遺跡は、何を語ろうとし
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- 9年目を迎える裁判員制度を検証
- 日本の司法制度は、戦後新しい憲法の下でスタートしました。しかし、年月の経過とともに裁判期間の長さ、多大な費用、法曹界の閉鎖性などの問題が指摘されるようになりました。このため、1999年以降、「国民の視点、感覚を裁判に反映させる」ことを目指して司法制度改革が進められてきました。裁判員制度は、この改革の大きな柱となっています。2009年5月21日にスタートした裁判員制度が、現
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- 女性が輝き活躍する社会
- 日本は本格的な少子高齢社会を迎えました。このまま放置すれば日本経済は遠からず衰退すると心配されています。人口減少を抑え、働き手を増やすことが大きな課題となっていますが、そこで期待されるのが女性の力です。政府は「働き方改革」で同一労働同一賃金の実現、長時間労働の是正を打ち出していますが、同時に女性が安心して働ける環境整備を目指しています。女性が輝き、能力を存分に発揮できる社
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