職業情報

歯科技工士

歯科技工士

歯科技工士はこんな人
歯の治療に使う義歯などを作ったり加工や修理などを行う仕事。
1.歯科での縁の下の力持ち
2.当然指先は器用
3.色や形に対する繊細な感覚も必要

歯科技工士はどんな仕事?

歯科技工士の実際
ほとんどの人が一度は通う歯医者さん。患者さんと直接に接することのない歯科技工士は目立たない存在ですが、歯医者さんの人気は歯科技工士の腕にも左右されるといわれるほど大切なものです。歯科技工士は一般に、歯科の診療所か専門の歯科技工所かのどちらかで働きます。どちらの場合も、歯科医師から直接指示を受けて、入れ歯や差し歯などの義歯、歯に被せる金冠や矯正器などを作ります。作業の多くは細かな手作業で、義歯などの使い心地はもちろん、見た目の美しさにも配慮しながら作る、職人的なセンスが必要とされる仕事です。また新しい素材や技術の進歩も目覚ましく、それらの情報収集や勉強も常に欠かせません。

歯科技工士になるには?

歯科技工士養成所で学ぶ
歯科技工士になるには、厚生労働大臣が実施する歯科技工士試験に合格しなければなりません。受験資格は通常、高校卒業後に厚生労働大臣の指定した歯科技工士養成所で学び、卒業すると与えられます。養成所は全国の県庁所在地などにあり、期間は昼間部で2年、夜間部で3年。資格取得後は専門の技工所や診療所で経験を積み、将来は独立して技工所を開くこともできます。

歯科技工士の一日

  • 歯科技工士
    歯の模型を作る

    直接患者さんに触れ、その歯型を取るのは歯科医の仕事。歯科技工士の仕事は、まずその歯型に石膏などを流して、患者さんの歯と同様の模型を作るところからスタート。

  • 歯科技工士
    義歯の形を作る

    歯の模型を元に、噛み合わせなどを見ながら欠けた分を補う義歯の形を作っていきます。義歯の素材は金属やセラミックなどいろいろ。材質についての知識も欠かせません。

  • 歯科技工士
    微調整して磨き完成

    形ができたら材質に応じた方法で固め、細かな調整と磨きをかけて完成。出来上がった義歯を患者さんに付けるのも歯科医で、直接患者さんと接することはありませんが、治療の成果を左右する仕事です。

歯科技工士の現状・将来性

高齢化が進む一方、歯科医療もさらに進歩して、歯科技工士の仕事は今後とも増えることが予想されます。歯の役割は健康や食生活だけでなく、顔の印象も左右する大切なもの。美的感覚や創造性も求められる仕事です。経験を積めば独立開業も可能ですが、仕事の成功はひとえに自分の技術次第。資格を取ってからも技術の向上のための訓練や、新しい知識の吸収などを常に欠かさない姿勢が必要です。

お仕事DATA

平均収入
勤務先によって異なりますが、経験3年で年収約350万円くらいからです。
勤務時間
仕事の受注状況によって異なります。注文の期日に合わせるため長時間になることもあります。
必要資格
厚生労働大臣が実施する歯科技工士試験に合格し、資格を取得する必要があります。

この職業になることができる学校

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