職業情報

映画監督

映画監督はこんな人
映画製作における総責任者
1.映画製作における幅広い知識がある
2.台本を映像化する想像力がある
3.大勢のスタッフをまとめるリーダーシップがある

映画監督はどんな仕事?

映画監督の実際
監督は映画をどういう作品に仕上げるかということの総責任者です。クランクインの前には題材、ストーリー、台詞、スタッフやキャストの選定など映画製作に関わるほとんどのことに決定権があります。映画を1本製作するのに関わるスタッフは、数十人から、大作といわれるものになると数千人という場合もあります。それらすべてのスタッフを統率し、自分のイメージどおりの作品を作り上げるのですから、映画に関する幅広い知識と強いリーダーシップが不可欠です。また、プロとして映画を監督する以上は、ただ好き勝手に撮るのではなく、どうすればたくさんの人に見てもられるかを考え、収益の部分も気にかける必要があります。

映画監督になるには?

大学や専門学校の映画・映像関連コースで学び、映画制作会社に就職します。スタッフとして現場で働き、助監督の経験を積んだ後、監督になるのが一般的。その他にも、自主制作映画によるデビューや、テレビ番組のディレクターから転身する人もいます。


●映画監督として活躍するまで
映画監督になるには、長い下積みを経験する必要があります。映画の現場には、監督の下に多いときで7~8人の助監督がいます。そのなかでも上から3人はファースト助監督、セカンド、サードと呼ばれ、仕事の内容も明確に区別されています。最初はそのまた下の助監督として現場の雑用係からのスタートになります。絶対に映画監督になるという強い信念をもち、努力を続けた人だけが監督としてデビューすることができるのです。

映画監督の一日

  • 1:役者に演技指導

    映画で重要なのは役者の演技です。自分の頭の中に描く、作品に応じた演技プランをわかりやすく伝えます。

  • 2:現場での総指揮

    撮影現場では、助監督、撮影監督、照明、美術、大道具、特機など、さまざまな役割をもった大勢のスタッフと協力していく必要があります。これらのスタッフに的確な指示をし、現場をまとめ上げていくのが監督の重要な仕事になります。良い映画になるかどうかは監督次第。責任感が問われます。

  • 3:編集作業を経て映画が完成

    撮影がクランクアップした後は、撮った映像を脚本にそってつなぎ合わせ、台詞や効果音、BGMなどを組み込む編集作業があります。ここでも監督が指示を出し、それぞれの専門家が監督の意向にそった作品に仕上げます。

お仕事DATA

平均収入
年収300万~10000万円くらい。実力、知名度によって大幅に差があります。
勤務時間
早朝、深夜のロケや、編集作業など撮影中は不規則になります。
必要資格
特にありませんが、映画に関する幅広い知識と体力、下積みを乗り越える情熱が必要です。

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