科学の記事一覧
-
- 月面探査と有人火星飛行計画を追う
- 【人類が月基地から火星に旅立つ日】 月の基地を中継して有人飛行船を火星に飛ばす宇宙プロジェクトが国際協力によって動き出しました。米航空宇宙局(NASA)は月を回る軌道上に宇宙ステーションを作り、2030年代に有人宇宙船を火星に着陸させる計画です。日本の航空宇宙研究開発機構(JAXA)はこの計画に参画し、無人探査機による独自の月面資源探査に乗り出します。一方、宇宙ベンチャーの
記事全文を読む
-
- 火山大国日本が挑む噴火予知の今
- 【噴火を繰り返す日本やハワイの山々】 2018年5月はじめにアメリカ、ハワイ島にあるキラウエア火山が噴火し、赤みを帯びた溶岩が流れる迫力ある映像が世界中に報道されました。ハワイ諸島は、世界有数の火山活動が活発なエリアです。このハワイ諸島と同じように、日本もまた国内に多くの火山をもつ世界屈指の火山大国です。キラウエア火山や日本の火山の状況、そして噴火予知の今に迫りました。
記事全文を読む
-
- 年々深刻さを増す「宇宙ゴミ(スペースデブリ)」
- 【人工衛星や宇宙飛行士に深刻な脅威】 現在、宇宙には世界各国が運用中の人工衛星が約1000基あり、地球を周回しながらさまざまな観測を行っています。さらに、現役を退いた約2600基もの人工衛星や、衛星打ち上げに使われたロケット、それらが壊れて発生した破片などが地球の周りを時速約27000㎞という猛スピードで衛星の軌道上を漂い続けています。これらを宇宙ゴミ「スペースデブリ(Sp
記事全文を読む
-
- AIの進化とわたしたちの未来
- 【暮らしと働き方の変化】 「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に、今は存在していない職業に就くだろう」(ニューヨーク市立大学キャシー・デビットソン教授)と予測されているように、AIによる技術革新は私たちの生活と労働を大きく変容させる可能性を秘めています。AIの活用例と将来予測をまとめてみました。
記事全文を読む
-
- 日本版GPS4月からスタート
- 【高精度位置情報で産業と暮らしが変わる】 スマホやカーナビでおなじみのGPSは、人工衛星からの測位信号(電波)を使って位置情報を算出する測位衛星システム(GNSS)の一つです。GPSはアメリカのGNSSですが、昨年10月に日本は4基目となるGNSSを打ち上げ、今年4月から4基体制での運用が始まりました。日本自前のGNSSを準天頂衛星「みちびき」といいますが、日本版GPSとも
記事全文を読む
-
- 走りだした未来のクルマ、「自動運転車」
- 【自動運転車は交通事故を防止できるか】 交通事故を未然に防ぐ〝未来のクルマ〞自動運転車が実用化に向け動き始めました。すでに危険を察知すると自動的にブレーキがかかったり、ハンドル操作や加速・減速など複数の操作を自動的に支援する機能を搭載した車が実用化されています。近い将来、人が運転操作から解放される完全自動運転車が実現すれば、交通事故は無くなるでしょうか。また、バスやタクシー
記事全文を読む
-
- 先端科学研究が宇宙の謎に迫る
- 【重力波観測、X線天文学、ニュートリノ振動】 宇宙と物質の成り立ちについて人類の理解を飛躍させる新しい科学研究に期待が集まっています。「重力波観測」や「Ⅹ線天文学」、「ニュートリノ振動」などの先端科学研究が宇宙の生成や物理法則の謎に迫り、正体不明の暗黒物質や暗黒エネルギー、反物質といった宇宙の神秘の解明に挑んでいます。新たな天文学や物理学の道を拓く最近の研究成果を探ってみま
記事全文を読む
-
- 人工知能(AI)は 人間を超えるか
- 【進化する人工知能と私たちの暮らし】 今年3月、人工知能の囲碁ソフトが世界トップクラスのプロ棋士に4勝1敗で勝利して話題を集めました。東大の入試突破を目指す人工知能「東ロボくん」が偏差値58を出して国公立33大学、私立441大学で合格可能性80%以上と判定されました。ここ数年長足の進歩を遂げる人工知能(AI)は私たちの暮らしにどう影響するのでしょうか。果たして人工知能は人間
記事全文を読む
-
- 日本で初めての新元素「ジャポ二ウム」誕生
- 今年の元旦に、「日本が作りだした113番目の元素が国際機関で新元素と認定され、発見者に与えられる命名権を獲得した」というニュースがかけ巡りました。新元素の発見はこれまで欧米が独占していましたが、アジアで初めての快挙です。「ジャポニウム」という名が有力候補に上がっていますが、来年の教科書には元素の周期表に日本初の新元素が登場します。改めて元素について考えて見ましょう。
記事全文を読む
-
- バイオミメティクス(生物模倣技術)を探る
- 【長い進化の過程を生き抜いた生物から学ぶ】 長い進化の中で生物に備わった機能や形状を模倣して、私たちの暮らしに役立てようという試みをバイオミメティクス(生物模倣技術)といいます。近年、電子顕微鏡や超微細技術(ナノテクノロジー)の発達によって生物独自のパワーのメカニズムが解明され、人の手で再現が可能となってきました。21世紀のイノベーションと言われるバイオミメティクスを探ってみ
記事全文を読む